【Zenn ZD100CE】格安ブランドのハイエンドエレアコギター

ZD100CEサウンドハウスの格安ハイエンドギター ギター

このギターを購入したのは2012年で、約9年くらいの付き合いになります。YouTubeの投稿でもちょくちょく登場していましたが、このギター本体に関するレビューなど、動画でもブログでも全く取り上げてきませんでした。自分でもビックリΣ(゚Д゚) ということで、今回はZD100CEのレビュー記事です。

ZD100CEはどんなギターか

Zenn ZD100CE

楽器通販大手サウンドハウスがZennという格安ブランドを展開していたんですが、ZD100CEはZennブランドでリリースされたハイエンドのエレアコギターです。

格安ブランドのハイエンドって絶妙さが面白い・・・(笑)

オール単板(ただし分厚い)

(たしかスプルース?)のオール単板ギターです。
(サイドは知らん。たぶんマホガニーか何か。)

Zenn ZD100CE

廉価版ギターってだいたい合板使ってるイメージですが、このギターはオール単板仕様でちょっと豪華です。販売ページに『オール単板』って書いてるだけでも人気が出たんですよ、当時は(笑)

ただ、エレアコ故に、ボディの鳴りはソコソコな仕様となっております。悪くはないんですけどね・・・。ピックアップの音を優先した結果でしょう。

単板なのに鳴りがソコソコ。

Why?

答えは板が超分厚いw

故に超重量級ギターとなっておりますw

独自デュアルピックアップシステム搭載

Zenn ZD100CE ARTEC AGE-MC

アンダーアンダーサドルピエゾ+マイクでデュアルピックアップ標準装備になっています。外付けのミキサーやブレンダーなど不要で、初期搭載のオンボードプリアンプ(ARTEC AGE-MC)でミックスできちゃうお手軽さがこのギターの最大の魅力だと思います。アンダーサドルピエゾの苦手とするボディヒット音も、余裕で拾っちゃいます(=゚ω゚)b

アンダーサドルピエゾ+マイクのデュアルピックアップと言えば、L.R.BaggsのAnthemが有名です。


Anthem SL

Anthemっぽい音なのかと言うと、実はそうではありません(笑)

Anthemは高音を独自のマイク、低音を独自のピエゾで拾って音を作るタイプのピックアップですが、ZD100CEはピエゾで作った音にマイクのエアー感をプラスする様なイメージです。これも結構良い音がするのですが、Anthemとは似て非なるものです。

ZD100CEマイク単体の音も、『箱の中の音を拾った感じ』でという印象で、全然大した事ないのですが、これをピエゾ音にミックスするだけで、あら不思議Σ(・ω・ノ)ノ!一気に立体的で素敵な音色に仕上がるという寸法です

Zenn ZD100CE

 

ドレッドノート+カッタウェイ

Zenn ZD100CE

Zenn ZD100CE

このシェイプ、かっこ(・∀・)イイ!!

たまりません。

カッタウェイも付いてるので、高音弦も楽々です。

ドレッドノートのクソデカボディって、この時期非常に人気でした。

なんか微妙にGREVEN MD Herringbone Cutawayっぽいし(笑)

(自分にはデカすぎるので、ドレッドボートはもう買わない)

 

豪華な装飾

ヘッド・ポジションマーク・サウンドホール周りなど、至るところがアバロン(貝)で装飾されています。ペグもゴールドカラーでゴージャス。

Zenn ZD100CE ヘッドがゴージャス

Zenn ZD100CE ポジションマークがゴージャス

これは・・・Martin D-45あたりを意識したデザインか?(笑)


Martin D-45

 

価格・入手法

サウンドハウスでの販売価格はおおむね6万~8万円程度で上がったり下がったりしてましたが、僕が入手したタイミングでは4万円を切っていました(為替の関係 or 在庫整理?)

現在は生産終了しており、ネットオークションや中古品販売のサイト等でしか入手できません。ZennというブランドもPlaytechに統合され、すでに絶滅…ちょっとレアですねこれ…(笑)

Zenn ZD100CEバック

 

ZD100CEの欠点

要調整

Zenn ZD100CE

個体差かもしれませんが、購入当初12フレットの弦高が15~20mmくらいあったと思います。めちゃめちゃ弦高が高く、弾きにくかったのをよく覚えています(笑)

※その後、ドルフィンギターズ東京恵比寿店にて調整していただき、めちゃめちゃ弾きやすいギターに化けました。プロの技ってすごい!その節はありがとうございました!

重さ

繰り返しになりますが、ドレッドノートのクソデカボディに、ピックアップやらブレンダーなどいろいろ詰め込みすぎて、驚くほど重い(笑) 分厚い板を使用しているので更に思い!(笑)
(その分、丈夫なのが良いところです)

それゆえに、このギターとは付き合いが長い割に、外に持ち出す事はほぼありませんでした。The箱入り娘状態です(ハードケースに入りっぱなしの時期も多かった)

生産終了

生産終了しているので、ピックアップシステムが故障したり、豪華なアバロンのポジションマークが割れちゃったりしたら、修理パーツが入手できない可能性が高いです。修理・メンテがちと大変そうです。

 

ZD100CEが誕生した当時の時代背景

何年にこのギターの生産が開始されたのか、正確にはわかりませんが、僕の購入した2012年より数年前から販売されていたのは確認しています。

当時、押尾コータローさんを筆頭にインストアコギ界隈はめっちゃ盛り上がってたんですよー。2012年は10周年記念ツアーなんかも開催されて、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いって感じだったと思います。

Zenn ZD100CE

また一方、当時はまだYouTuberなんて言葉も誕生していませんでしたし、参入してくるプロの方も少なかったので、YouTube上ではアコギインストの演奏動画をアップするアマチュアプレイヤーがすごく多かったんですよー。動画投稿の頻度も盛んだったし、みんなで見せあいっこしてワイワイやってたので、再生数も伸びやすかったー(笑)

そんな感じで、少しでも押尾サウンドを再現しようって流れがあったんですよー。いいギターとか機材買いそろえて、みんなめっちゃいい音出してました…(笑)

まあしかし、数十万円もするギターや機材をそろえるのはとても無理…という僕みたいなプレイヤーも多かったはず。そんなプレイヤーのニーズを満たすべく生まれたのがこのギター。きっとそう!(笑) なので、持ってないけど、このギターの事は知ってるって人がすごく多かったイメージ(笑)

押尾さん GREVENっぽいのも、そういう理由かなー?なんて(笑)

Zenn ZD100CE

また、ZD100CEはデュアルピックアップシステムを標準装備ですが、今も昔も、そんなギターってかなり珍しいと思います。後乗せするのが普通だと思います。やはり押尾さん意識ギター?

また、当時はデュアルピックアップ化って、個人でやるにはかなり難易度が高かったんですよ。

2つのピックアップを手軽にミキシングできるプリアンプって、BOSS AD5くらいだったと思うんですが、生産終了してしまい、ヤフオクとかでなんとか入手できるくらいのものでした。

L.R.Baggsからもmixproみたいなプリアンプも販売されていましたが、ステレオケーブルのLRをミックスするみたいな仕様なので、ピエゾとマグネットをL・R別々に配線するみたいな、ちょっと難易度の高い加工が必要な機材でした。素人仕事ではちょっと無理…( ;∀;)

普通にミキサー買ってきて、プリアンプかませて、って感じでやってる方も多かったんじゃないでしょうか?

今では、SkySonicの様な、ピックアップ単体でデュアルピックアップしてくれる製品も出てきているので、手軽に良い音が楽しめるようになりました(=゚ω゚)b


SKYSONIC T-903

 

とても良いギターです

価格・性能・見た目と、コスパ抜群なギターです。そして、それ以上に、このギターは素敵な体験や思い出を共にしてくれました。

重すぎてあまり外出はできませんでしたが(笑) 東北・関東・関西と、あちこち移住する僕にくっ付いて長旅を共にしてくれました。

ZD100CE、いや、Zennちゃん、長い間ありがとうm(_ _)m

Zenn ZD100CE

タイトルとURLをコピーしました
前の記事